ある日 私が先生になる!

ある日 私が先生になる!

高校生の頃 私はタイプライター部と言う倶楽部に所属していました。

 

あがり症だった私は 大会にでても いつも最下位で普段の実力を発揮する事ができずにいました。顧問の先生は そんな私をいつも心配してくれていました。

 

私が通学していた学校は 商業科だったのでタイプの授業がありました。
ある日 顧問の先生が私にいいました。

 

「先生なあ 指をけがしたから お前 変わりに授業をすすめてくれや」

 

先生は指を怪我してても授業は進められるのにあがり症の私に何でこんな意地悪をするんだと あの時の私は先生を恨みました。

 

当日、案の定私は 上がってしまって、 皆の前で直立不動。
数分たった時 友達が 質問をしてきました。
私はその質問に答えると言うやり方で授業は進んでいき、気がつくと 私は黒板に文字を書いて説明していました

 

先生の顔をみると 嬉しそうに笑っていました。
授業が終わった後皆が 励ましてくれました。

 

できるやない、よくわかった授業やったよ。これからも教えてな。

 

私は嬉しくて泣けました

 

その年の大会では 最下位だった私は個人の部で3位と言う成績をとることができました。
不思議とタイプの前で緊張もなく静かにタイピングができたのです。

 

背中を押してくれた先生と助けてくれた友達がいなかったら私の成績はありませんでした。

 

今でも やっぱり人前にでると 顔が赤くなり恥ずかしいですが そこを乗り越えたら自然と声もでるようになるのだと今思えるようになりました。


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